根幹にあるのは「体の基礎」だ。「そのバランスがしっかりしていないと、必ずけがをする」という。ハンマーの投てき練習は、90年代から3分の1の20本程度に減ったが、体幹を鍛える練習やストレッチは入念に行っている。特に今季は「筋肉が発達していないのに倒れない、あのバランス感覚は大人にはないもの」と赤ちゃんの「ハイハイ」をまねたストレッチを実践している。四つんばいになって対称の手と足を伸ばしながら進む。「全身の筋肉をうまく使うことができる」という。
投てきの練習では感覚を研ぎ澄ますため投網やうちわを投げる工夫も取り入れた。09年にはハンマーのワイヤに取り付け、加速度で音が変わるセンサーを国立スポーツ科学センターと共同で開発。「感覚というか第六感の代わりに使っている」。独創性にあふれた練習が生み出す熟練の技が輝きを放った。
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Posted on Tuesday August 30th
